日々の作業のこと、私の机の上で起こる色々をご紹介します。

金継ぎ工房と言っても、実は子育ての合間にチマチマと行っていることなので細々としたものです。勉強することも沢山あります。まだ未熟な部分も多々あるでしょう。ですが、私にも何かできることがあるんじゃないか?と思ったのが、立ち上げるきっかけです。

地球環境の危機が声高に叫ばれながらも、モノを消費するスピードは一向に緩やかになる気配がありません。安価な素材で大量に作られたものが、右から左へ、大量に消費されて、マイクロプラスチック問題などを引き起こしています。もう消費するだけの暮らしはやめにしませんか。

私たち日本人の心にあったであろう「もったいない」の精神はどこへいったのでしょう?モノを粗末に扱っていませんか?

丁寧に作られた物には心が宿ります。大切にされた物にも心が宿ります。だから壊れてしまった時に、捨てるのが惜しくなります。悲しくなりますね。そういう時は諦めないで欲しいと思います。

金継で直せるものがあります。使い続けるための知恵があります。日本にはすばらしい伝統があるのです。

私でお役に立てることがあれば、割れたお椀を手に、ご相談へおいで下さい。